NAIST受験記
結果は合格で、学生宿舎優先入居の権利もいただきました。どの結果が功を奏したのかはわかりませんが、何かの参考になれば幸いです。
NAISTの試験は主に 小論文・数学・英語・面接 からなります。
小論文
A4用紙2枚で取り組みたいテーマを記述し、願書提出時に同封します。
大学での専攻がNAISTでの専攻とは異なるので、卒業研究を小論文用に書き換えることはしませんでした。テーマやアプローチは、スプリングセミナー参加時に志望研究室の学生や先生にお話を伺いながら考えました。
このように準備は春休み頃からしていましたが、実際に手を付けたのは願書提出の3週間ほど前でした。僕は言い回しなどの推敲に時間がかかるタイプなので、書き上がったのは願書提出の1週間ほど前でした。その後、志望研究室の博士後期課程の方のアドバイスを参考に修正し、提出しました。
評価はわかりませんが、納得のいく小論文を提出できたと思っています。
数学
解析・線形代数 の分野から出題され、ホワイトボードを用いて口頭で解答します。
数学に今までまじめに取り組んでこなかったのでイチから勉強しなおしました。
使用した参考書はマセマの「微分積分」と「線形代数」です。勉強を始めたのは願書提出後でした。練習問題を解きつつ参考書の内容を理解し、確認のために演習を解く といった形で勉強を行いました。
本番では、arcsinの微分を参考書に載っていた公式を使って解くと微妙な顔をされたり、解析・線形代数 ともに3つ目の小問が全く解けなかったりと、惨敗でした。
甘く見てもせいぜい60点という感じだと思います。
英語
TOEIC・TOEFLのどちらかを選択し、受験日当日にスコアを提出します。
英語に今までまじめに取り組んでこなかったのでイチから勉強しなおしました。
大学が開講している、TOEIC受験者向けの長期の講座に参加しました。講座参加前は350点ほどでしたが、5月の試験で最終的に600点台を取ることができたのでこれを提出しました。
面接
事前に提出した小論文や受験者の専攻に関する質問に、口頭で解答します。
恒例の3分間プレゼンの内容は、事前に作成し暗記して面接に望みました。どうしても説明したい背景なども含めると時間がギリギリになってしまいましたが、何度も練習をして制限時間を超えないよう心がけました。
プレゼン後の質問は、小論文の内容に関するものが多かったです。プレゼンの一部が正しく伝わっておらず再説明したり、学部の研究の内容や進捗について話をしたりしました。「質問に対してはまず解答を述べる」ことや「質問の意図を理解して簡潔に答える」ということを意識し、あとは自然体で受け答えを行いました。
面接官としっかりとコミュニケーションを取り、十分小論文の内容を伝えられたと思っています。